守備力の向上のために



 前回までの説明で、守備力を向上させることが失点を減らすことにつながり、失点を減らすことが試合に勝つことにつながることが理解できたと思います。

 守備というのは地味なプレーのように思えますが、守備力を高める過程は、攻撃力の向上にも共通する部分があります。

 このことは、守備力を高めるための練習を積んでいけば、攻撃力を含めた全体的なレベルアップにつながるということを意味しています。

 ところが、特に中高生の男子には、守備をすることを”カッコ悪い”と捉える人が多いように感じられます。

 確かに、守備という言葉に華やかさは感じられません。

 しかし、一流の選手たちは、”カッコ良く”守備をするものです。

 場合によっては、本人たちは守備をしているつもりでも、それを気づかせないほどレベルの高い守備をしています。

 試合に勝てるようになるためには大変重要なことですから、もしも”カッコ悪い”などと思っているのであれば、今すぐに考えを改めなくてはいけません。

 なにしろ、相手がポイントを取得するということは、自分が相手コートに返球できなかったということです。

 一流の守備力を手に入れることは、相手のポイントを減らし、試合の結果に直結します。

 しかし、漠然と守備力を向上させるといっても、具体的に何をどうすれば良いのか多くの人は解らないでしょう。

 また、ただ闇雲に練習に打ち込めば、いつの間にか守備力が向上しているものなのかといえば、残念ながらそんなに簡単なものでもありません。

 一流の守備力とは、非常に繊細で正確な技術を理解して身に着けてこそ手に入れることができるものです。

 守備力のレベルは、ほんの些細なわずかの狂いや、やり方の差によって大きく違ってきます。

 正確に理解をし、しっかりと訓練を積むことのみが守備力の向上を可能にします。

 そこで次回からは、守備力を向上させるために必要な部分について、順を追って説明をしていきたいと思います



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